「ひとつ確認しておきたいんだがね、後藤君。
ミッキーマウスのなかには、人など入っていないよ」
という、「勘違い君」な主人公がディズニーランドのアルバイトとして採用されてからの3日間のお話。
普段、お客さんにはひた隠しにされているバックヤードが舞台です。
そんな煽りに惹かれて読んでみましたが、1から10まで失敗でした。
まず主人公がうざい。
劇中で勘違い君と言われているから作者もうざいと思って書いているだろう、成長してうざくなくなるだろうと思っていたら最後までうざかった。
実力も実績もないフリーターが、バイト初日から地味な仕事を嫌がり
「やりがいのある仕事、なにかないですか」とか
「僕たち、意見を出すことも許されないんですか」とか言い出してしまう。
他のキャラクターも薄っぺらい。
バックヤードのあれこれもちょっとひどい。
初めは、どこまで本当なのかな?と興味を持って読んでいたけれど
普通の会社でもありえないだろというレベルのずさんさで、物語としても薄っぺらい。
「非現実」を支えているのは「現実」ということを書きたかったのかもしれないけど
ディズニーの許可は得てないんだろうなあ・・・。
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