送ったメールは取り消せない。
やり直しがきかない人生のように
病院でヒマだったのでロビーにあった石田衣良。
SNSで出会った、恋も、仕事も、性もさかさまなふたりが深く心を通わせていく。
ただ、その2人はお互いに秘密を持っていた。二人とも性別を偽っていたのだ…という中編小説。
良くも悪くもライトなノベル。
アイデアで勝負する本ではない感じで、普段アイデア勝負のジャンル(SFやライトノベル、ミステリもか)にどっぷりな身には物足りなさもある。
焦点はオフで出会うことが出来るか?というところ。
お互いを同性だと思って話が進んでいくのはおもしろかった。
ラストも面白い提案もあって○。
3冊の中では一番面白かった。
ただ香山リカの解説はいただけない。残念。
「ぼくにとっても、この何年かでキリコが一番近しい人でした。」
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