大学を卒業して四年。
自分からすすんでなにかをやりたいと思ったことは今回が初めてだった。
石田衣良2冊め
夜の上野・アメ横で冴えない4人、アポロ・サモハン・ヤクショ・天才が街を守るために立ち上がった!
という「痛快青春ミステリー」…いや、謎もないのにミステリーと言うのはどうか。本の煽りって適当だ。
冴えない面々が、街を守る傍ら、色んな人や事件に出会うお話。
ズッコケの大人バージョンな感じです。
たまり場になってる居酒屋の陳腐な料理が美味しそう。
主人公に将来への光明を示すんなら、
天才にも何かやってあげてほしかったと思う。
石田衣良、文章のこなれた感や読みやすさも取っつきやすい。
人物像なんかは類型的なきらいはあるけど
総合して等身大の若者向けなライトノベル(非オタク向け)作家と思う。
楽に読めます。
「おれたちがやることはいつもどおりだよ。
自転車を片付けて」
「酔っ払いを介抱して」
「落ちてるゴミを拾って」
「そして、夜の街を地味に守るのであります」
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