2011年4月15日金曜日

異星人の郷 下





下巻。

異星人のクレンク人がキリスト教に改宗していく様が面白い。

いち宗教としてのキリスト教ではなくて
自然科学・哲学・生活すべての基礎であったそれの描写も興味深くてページをめくる手が止まらない。


現代パートはもうちょいボリュームがあったほうが嬉しかったかな…。

ラストは驚きの展開!
…ではないものの情緒豊かでこれも好きです。

トータルではかなり面白かった。
地味なファーストコンタクトと、
ハードなSF理論、
文献史学という耳慣れない分野の紹介、
3つの要素がすべて読み応えがありました


現代SFの佳作として十分にお勧めできる1作。
読んでる間は「だったん人の踊り」がテーマミュージックでした。
ソングオブアワーホームランド、というらしい。

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