【註64】
舞台の反応は本当に読めない。ここは小説だったら絶対にカッコいい場面のはずである。
しかし、読めないだけに面白い。この経験を経て、作者は演劇の魅力に今さら取り憑かれつつある。
劇団モノ小説、「シアター!」が作者による脚本で劇になった!
ということで、その脚本が文庫になりました。
シアターフラッグの面々が高校に招かれて講演をすることに。
しかしその準備中、次つぎと何者かによる妨害に見舞われる。
果たして犯人の意図は?という筋立て。
お話よりも、ところどころにある註釈が面白い。
実際の劇ならではの諸事情や裏事情、観客の反応がどうだったか、稽古での様子など、シアター!を読んで劇団を面白いと思った読者には嬉しい小話てんこ盛りです。
ところで、脚本1作しか入ってないものも「脚本集」って言うの?
0 件のコメント:
コメントを投稿