彼女が言うには、この世界のすべての平面は、
彼女らの組織――平面管理委員会――の管理のもとにあるのだそうだ。
というSF(すこしふしぎ)連作。
退屈な平面管理の仕事から逃げてきたヒロイン・セーナが
主人公宇田川の元で、平面を自由自在に操ることで大金を稼ぎ豪遊する・・・
という第1話から、各話で平面管理委員会の局員による「小さな罪」が綴られている物語。
もし、平面に描かれている全ての物を自由にできたら、なアイデアSF。
紙幣の図柄からナスカの地上絵まで平面管理委員会が管理しています。
ときどき「局所的な乱れ」が生じるので修正してくれています。
これを出来る人間が犯罪を犯すとしたらどうか。
岡崎二郎はこういうの上手です。
「平面にかけて」おすすめです。
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