小川一水がやりたい事とやれる事を全てつぎ込み中の大長編、第3巻。
再び舞台変わって、24世紀。
木星に浮かぶ伝説の巨大炉、ドロテア・ワットを巡る物語。
「1」とも「2」ともまた違う、太陽系内空間が舞台です。
こんな風にぴょんぴょん舞台や時代が飛んで、
すこーしずつキャラクターや、組織なんかに繋がりがあるっていうのは面白いですね。
前の巻をひっくり返して、「ああ、ここはこういう繋がりなんだな」と見つけるのがまた楽しい。
こういう、設定の裏の繋がりを楽しむのはSF的(というかSF者的)な感じがします。
アンチ・オックス アンチョークス
この巻での「酸素いらず」が1巻で「海の一統」になってるのとか
プルート・スポット
検疫が「 P S チェック」になっているところとか
カヨがマツダ(MHD)製だったりするところとか(ホンダじゃないんだ)が
ほほう、と思ってしまうところ。
4巻、楽しみです。
EGFとか、十二国記みたいにならないという安心感もうれしい。
でも、男の娘は必要だったのですか?小川さん・・・?
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