「作戦を続行する。
俺たちは天に、<教会>と<楽園>に、<神>に、叛逆する。」
五代ゆうの箱庭SF、急転の第二巻。
ただの電脳空間ではない様子のジャンクヤード編はここまでです。
絶対の掟すら確かなものではなくなり、
急激に変容して破滅していくジャンクヤードで、サーフたち<エンブリオン>は
セラを守るために、自分たちの仲間を守るために戦う。
すべてを飲み込む混沌からの絶望的な撤退戦で、残された希望は神に等しい存在へ抗うこと。
ただの能力バトルものというだけではない緊張感にページをめくる手が止まりません。
設定だけ見ても目新しいというほどではない、むしろ陳腐なお話と思えるのに
こんなに力のある物語が綴られていると、もう続きが気になって仕方ないのです。
過去へ繋がる第3巻、早く読みたい・・・!
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