怪奇現象は真か偽かはっきりしないからつい確かめてみたくなる。
つまり、逆に人を引きつけてしまう。
本質的に人は皆、矢追純一だ。
――それは言いすぎです。
芸術棟にフルートを吹く幽霊が出るらしい――
幽霊の噂に怯えた吹奏楽部員を練習に来させるために、
立ち上がった吹奏楽部長――に頼まれた美術部員が、1日1「幽霊の謎」を暴く!
というような感じのお話。
ライトノベル的、というのはこういうのを言うのです。
良い意味でキャラクターが立っていて魅力的。
人は死なないが日常の謎でもないバランスも良し。
次を読みたくなる佳品でした。
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