2010年3月14日日曜日

ちはやふる 3 / 末次由紀

ちはやふる (3) (Be・Loveコミックス)



 新
私にも仲間が出来たよ
ひとりじゃないよ
新からもらったものが広がっていくよ


という「ちはやふる」、表紙も燃える第3巻。


 「でも俺は
仲間にするなら
かるたの”天才”より
畳の上で努力し続けられるやつがいい」


と言って、部員が揃います。熱い。
5人中2人初心者っていうのも成長するぞ!って感じで好きですよ。

そして全国大会の予選が始まり、
チームになれていなかったり、プレッシャーというものを知ったりする面々。


 個人戦で戦ってるとき
1枚はただの1枚だった
いまは―――
いまは チームの1枚を取りに行く


「気がついてましたか?
ここにいる人たちの足の甲
みんな皮膚が固くなってタコになってる。
畳の上で何年も正座してきた足です。
私たちがなかなか勝てないの当然じゃないですか
タコが出来るまでがんばりましょうよ」


ああ師匠 もっと
練習してれば良かったよ
勝ちたいよ
勝ちたいよ



こういうセリフ回しがいちいち泣けます。
桜木花道にしても、小野田坂道にしても、優れたスポーツマンガは成長の過程がきちんと描かれているのでカタルシスがある。
修行しました強くなりましたじゃ説得力に掛けるというもの。

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