2011年2月6日日曜日

20億の針




翻訳ものの、特に古典SFなんか読んで読みづらさに逆に快感を覚えるようになると末期です。

寄生生物な宇宙人の刑事が犯人を追って地球に不時着して、
現地の少年に協力を依頼する。
犯人も寄生生物だが、20億の人間(当時の地球人口)の誰に取り憑いたかは全く分からない。
これは藁山の中の針を探すようではないか!
というお話。


20億と言っておきながら容疑者は一桁で話は進んでいきますが。

ウルトラマンの元ネタの一つとか。

2011年2月5日土曜日

宇宙の果てのレストラン




冒頭には次のように書いてある。

  この宇宙の目的がなんであり、なぜ宇宙が存在するのか
  ---その答えをあやまちなく見いだした者あらば、
  宇宙はたちまち消え去ってはるかに奇怪で不可解なものに
  とってかわられるだろう---そういう理論がある。


そしてその次のページにはこう書いてある。

  それはすでに起こってしまった---という理論もある。



数ページ立ち読みして、「良く解らん」と感想を抱いたとしよう。
それは全く正しいので、最後まで読むことをおすすめする。
「良く解らんけど面白かった」
と思うかも知れない。
「良く解らんし、イギリス人とは仲良くなれないな」
と思うかも知れない。
読んで損はしない、とはとても言えない。

ひとつ言えることは、バカSFの一つの究極であるということだけである。

2011年2月4日金曜日

銀河ヒッチハイク・ガイド





「人生、宇宙、すべての答え」に付いてのありがたいガイド。
その答えを求めるものは、本書を読むといい。ただ、グーグルに訊いても教えてもらえます。


英語圏のSF者にバカウケのナンセンスコメディ。
レッドドワーフが好きなら迷わずGO。


宇宙に出るときに覚えておいたほうがいいことは一つ、「パニクるな!」
宇宙に出るときに持って置いたほうがいいものの一つ、「タオル」

ところで、人間は地球上で3番目に賢い動物とされています。
2番目はイルカ。

2011年2月2日水曜日

ペンギン・ハイウェイ




最近好きです、森見登美彦。

ある日、住宅街の中の空き地にペンギンの集団が現れる。
小学4年生のおませで賢い主人公のアオヤマくんがその謎を研究する。

というお話。
アオヤマくんは、いろいろな研究を抱えていて、歯医者のきれいなお姉さんの研究とか、学校の裏の小川の研究とかしている。
妨害にあいながらも、同級生と3人でペンギンについて考えていくのです。

森見さんは雰囲気が好きです。
シュールな感じが好き。
変なことが起きても別に説明なんかしないところが好き。
いろんな出来事が起きてハラハラドキドキしながら読めます。

2010年11月17日水曜日

1Q84 BOOK 3  / 村上 春樹





特別ハルキストでない自分としては
3冊目は無くても良かったんじゃないかなーとは思う。

でも二人のお話は確かにもっと読みたかったですよ。
レベルの高さに圧倒される一冊。


Book3で主人公に加わった「三人目」が可哀想過ぎる。

2010年8月10日火曜日

天冥の標 2 救世群 / 小川一水





小川一水、渾身の長編シリーズ、第2話。救世群。


1話目が上下巻だったので3冊目です。
正直、1話目はあんまりおもしろくなかったので2話目もずっと読んでいなかったのですけど、図書館で見かけたので借りてみました。

後悔した。

もっと早く読んでおけば良かった!!


小川一水に期待しているのはこういうのなんだ。
プロフェッショナルたちががんばるお話。


終始、絶望感が漂うパンデミック物ですが
その文章の緊張感がたまりません。

「日本沈没」とか、人の手に余る脅威と戦うお話が好きな方にはとてもお薦め。


単体で読んでも十分すぎるほどに面白い一作です。
でも前後のお話と合わせるとものすごく深みが出て、嵌ってしまいます。


これで、今後の続編も全て読むことになってしまいました。
現時点で、まだ3話。10話完結予定です。
これは長い付き合いになりそうです。

2010年7月24日土曜日

ちはやふる / 末次由紀





  瑞沢高校かるた部の蜜月はここまで
  4月。 
  春が嵐を連れてくる。


という「ちはやふる」第9巻。

新入生登場で、新しい視点でかるた部を見られて面白い。
例にもれず困っただらけの新入生も楽しいなあ。

いま一番面白いマンガですよ。